% ci unya.cこの時注目しておきたいのは、 カレントディレクトリーから unya.c は消えているということです。 (これは、第0回でお話しした通りです)
% ls -F RCS/
では、mule で unya.c を編集します。この時、
あらかじめチェックアウトして
RCS/からカレントディレクトリーに unya.c を
取り出して来なくても OKです。
% mule unya.c
mule はカレントディレクトリーに指定したファイルが無い場合、
RCS/ というディレクトリから自動的に探しだしてくれます。
(C RCS-1.3) |
%% |
-- |
/* $Id: unya.c,v 1.3 1997/12/22 17:14:05 minatsu Exp minatsu $ */ #include <stdio.h>
こんな感じです。追加できたら C-x C-s などでセーブしてから、
「C-x C-q」でチェックインしましょう。
するとバッファが一つ開いて、カーソルがそっちに
移動したと思います。ここで、今回の変更についてのコメントを書きます。
stdio.h をインクルードした。
第0回の時はコマンドラインからのチェックインだったので、泣く泣く(?) 「First Revision.」と英語でコメントを書きましたが、 今はMule上です。日本語もらくらく入力できますね。
コメントを書き終えたら、
「C-c C-c」で入力を完了します。すると、画面左下がまた
「%%」になってライトプロテクト状態になります。ところで、今、もう2箇所
画面上で変化が起きた場所があるのですが、気づきましたか〜?正解は、
$Id: unya.c,v 1.4 1998/01/21 22:00:59 minatsu Exp $
ここと、
(C RCS-1.4) |
蛇足ですが、チェックアウトしたとき(つまり、ロック状態)は $Id$ の中の 一番後ろが「〜 Exp minatsu $」 になっていて、チェックインしたとき (だれもロックしていない状態)は「〜 Exp $」になります。 Exp の後には、現在ロックしている人のユーザー名が入るため、 こうなります。
さて次回は、Mule上から新規ファイルを登録する方法と、 特定リビジョンとの差分を取る方法を御紹介しようと思います。 プログラミングをしていて、「この前の変更点はなんだっけー?」 とかいうこと、ありませんか?RCSを使っていれば、こんな時にも安心です。 それでは次回をおたのしみに!
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